第51章
足の指をしゃぶりながら武史は陽子を見ていた。つらい姿勢に耐えられず、脇の足を置いてまたいで高く掲げた陽子の左足をそのままに舌を這わせた。手がペニスをいとおしそうに握っていた。
「…ヨウコ…僕、ヨウコの身体、全部舐めてあげたよ…これでヨウコはチンポとオマンコのことしか考えられない身体になったんだ…」
「…ああ…あんん…」
足の指をひとつひとつしゃぶりながら武史が陽子をじっと見つめる。
「…マン汁じゅるじゅる垂れ流して…あむっ…SEXのことしか考えられない…チンポがザーメンをドクドク出すのを待ち構えてるんだ…」
「…やあああ…そんな…ああ…」
体全体に力がまったく入らなかった。それなのに身体中が燃えるように熱い。熱の中心が股間の奥で脈打っていた。一瞬戸惑いを見せたが手はペニスを這いまわり続ける。
「…チンポしゃぶるのおいしかっただろ…ザーメンおいしかったんだよね…のど、ゴクゴク鳴らして飲んでたもんね…」
「…やああ…やああ…」
「…ヨウコをザーメンまみれにしてあげる…ヨウコのマン汁と僕のザーメンが交じり合ったいやらしい液でドロドロに溶け合うんだ…」
「…やめ…てえ…」
「…そのうち、いやらしいものしか出てこなくなるよ…ヨウコの中から出てくるものは全部、僕の身体を求めるため、だけに、いやらしく変わっていくんだ…」
「…ああ…あああ…」
「…僕のチンポが欲しいってヨダレを流して…僕のチンポが欲しいからオシッコして…僕のチンポが欲しいからウンチして…僕のチンポが欲しいからマン汁をたらし続けるんだ…」
「…やめて…やめてえ…」
「…これからはヨウコはチンポのことだけ考えていればいいんだよ…もうヨウコはおいしいザーメンのためだけに生きていくんだ…」
そういうと武史は担いだ足を降ろし、身を乗り出して手を陽子の頭上に伸ばした。手が陽子の目の前に戻ってきた。人差し指先をべっとりと白いジェルが覆っていた。先ほどここで武史が大量に撒き散らした残滓だった。飛び散った精液が、吸い取られない頭上のボードで固まりになって残っていたものだった。
武史の指が鼻の穴にまとわりついてザーメンを塗りたくった。
「…うあっ…あうっ…あぅぐっ…」
指は口の中にも入ってきた。内壁と舌に残らずぬぐい付けるように動き回る。
「…うぁがあ…はぁうぅ…はっはっ…はっ…」
生臭い味と匂いがいっそう強くなる。口は閉じられなく開きっぱなしだった。溶けない固まりが口の中いっぱいにこびりついてコーティングした。鼻と口で荒い息づかいをして精液の匂いは肺の奥まで侵蝕していた。
ペニスから手は離れていなかった。
そして手を振り解き武史の腰がずりずりと近寄ってきた。
「…ほら…ヨウコ…」
ペニスが陽子の顔めがけ一直線に近づいてくる。
「…はあ…はあ…」
「…ヨウコの好きなチンポだよ…」
止まらずまっすぐに近づいてくる。武史の手が頭を支えると中途せずに口の中にペニスがずぶずぶと押し込まれた。
「…あふぅ…んぐぐ…」
「…あうぅ…いい…いいい…」
陽子の投げ出された両手がピクピクと空を舞った。そのわずかな抵抗もむなしく、武史は腰を使い陽子の口を犯した。
口が閉じない。それどころか唇はペニスの太さに合わせ、覆うようにかぶさった。初めて口に入れられたときのように、塩辛い味が口中に広がった。
「…あむ…むむん…」
「…あああ…いいい…ヨウコのくち…きもちいい…」
「…んんん…んんん…」
「…チンポ大好きなヨウコ…ザーメン飲むの好きなヨウコ…」
「…くんんん…クウンンン…」
このまま出されたら一滴もこぼさずに飲んでしまいそうだった。
しかしペニスは引き抜かれ、目の前でビクビクとはちきれそうにうなった。頭から手が離れた。
「…どうもおしゃぶりが弱いと思ったらそうか、さっきからオマンコが待ちきれないって騒いでるんだ…」
「!!!…」
この言葉で陽子は我に帰った。戦慄が駆け抜け、身体はうずいたまま頭だけが少し冷静さを取り戻した。
(…犯される!…)
これほどまで陵辱を受けても、陽子はいまだ操を失ってはいない。
その前に射精させてしまう計画が記憶の引き出しから取り出される。計画の補足事項も一緒に出てきた。
(…なにがなんでも…どんなことをしても…)
「…あ…あ…あうっ…あむっ…」
そして陽子は自分から頭をもたげて目の前のペニスにしゃぶりついた。
しかしヨロヨロとした動きにうまく含むことができない。亀頭の部分だけを咥えることができたが、武史が腰を引いた。引き際に中で懸命に舌を動かしたがチュポンと口を離れ、力なく頭が枕に落ちた。
それならばと、震える両手を何とか持ち上げペニスに添え、ぎこちなくさすった。
「…ああ…ああ…」
「…そう…いいよヨウコ…」
武史はうろたえながら懸命にペニスをしごく陽子を見て満足そうに微笑む。
「…言っただろ…ヨウコはチンポの奴隷だって…チンポからザーメン飛び出すのしか考えられなくなってるいやらしい淫乱奴隷だって…」
「…あああっ…いやっ!…」
懸命の抵抗に手の動きを必死に速くした。しかし思うように手が動かない。傍目にはゆっくりとしごいてるに過ぎなかった。
武史は陽子の両手をもぎ取ると上に掲げて身を乗り出した。
…カチャリ…カチャッ…
「…あああっ!!…」
陽子は再び両手をバンザイの格好で拘束された。