第43章
陽子がひざを立ててうずくまった前方に武史がいる。足は閉じていた。
「…ヨウコ…」
武史が両手を陽子のひざ頭に置いた。
「…このまま倒したらヨウコはどうなるかな…」
「!!…」
「…普通だったらこのまま倒れるだろうね…でも淫乱なヨウコはどうするかな…もし…もしもヨウコがまともな、スケベじゃない女だったら…」
「…うん…淫乱なはずはないよね…大丈夫…僕が間違ってたよ…こんなかわいいヨウコが…自分から股おっぴろげてみせるなんて…するはずがないよね…」
「…あ…あ…」
武史が両手を下げ、外側からかかとに触れた。
「…や…やめて…おねがい…やめ…て…」
陽子は顔を上げて武史に懇願の目を向けた。
武史が微笑みながらゆっくりと両手を挙げていく。足が地を離れた。お尻を支点に陽子の身体が後ろへ傾いていった。
「…あ…あ…や…」
腹筋を使って上半身を保とうとしたが無駄な努力だった。武史が手を離すと身体がころんと転がり、陽子の背中がどさっとベッドに着地した。つながれた手と足が高く天井を向いた。足は閉じ合わされたままだった。
「…あ…う…う…」
懸命に足を閉じていた。しかしいままでの行為で陽子の体力はかなり消耗している。
「…あう…うう…うう…」
目の前のひざが震えている。足が持ち上げている手も震え始めた。
「…あ…あ…」
こらえきれなくなった足が、落ちようと向こう側に手首をくんと引っ張った。位置を保とうと手に力を込めこちら側に戻した。瞬間、引っ張られた足が力を抜いた。ひざに隙間ができた。持ちこたえる両手のちからも限界に達していた。引力が横の両外側に矛先を変えた。
「…うあっ…あっ…ああああっ!!!!…」
…かぱああああっ…
「やあああっ!!!…いやああああっ!!!!…」
陽子の両足が大きく開いた。間から武史のうれしそうな表情が顔を見せた。
「うわあ…ヨウコ…なんて格好だ…」
「やあっ!!…やああっ!!!…」
「…自分から股おっぴろげて…オマンコ自分からみせつけて…」
「いやっ…いやっ…」
ひざが曲がり手枷足枷が腰の横に降りる。急いでひざを閉じ合わせるが、力尽きた足が手の重さに引っ張られて着地する。股は力なく武史の前に開かれていった。
「…やっぱりヨウコは淫乱になったんだ…」
武史の手が内ももをさする。顔がさらされた花園に寄って来た。
「…自分で股広げて濡れたオマンコさらして…みてほしいんだよね…みられたいんだよね…みてあげるよ…ヨウコ…」
「やっ…やあっ…」
武史の熱い息がかかる。蜜がトロトロとまた内側から溢れてきた。
「…もっとよくみてあげる…」
武史が陽子の身体を横に転がした。