第38章


武史は撮影画像が写る液晶モニターをこちらへ向けて、レンズの向こうに見えるアングルを確認した。
ベッドへ戻ると陽子が青ざめた形相で、武史ではなくカメラをにらんでいた。


「…やめて…やめてっ!…」


手のロープがなんべんも照明をグングンと引っ張った。陽子は身体を翻してカメラの向こう側へ逃げようとした。しかし武史はなんなく陽子の身体を元の位置に戻し、自由な右腕を取り上を向かせた。下半身だけがそのまま横を向き武史の向こう側にひざを曲げていた。


「やめてっ…撮らないでっ…言うこと聞くから…普通にしてっ…」


「さあ…はじめるよ…ヨウコ…」


武史はシャツを脱いだ。二人の身体を隠すものは武史のグレーのパンツだけになった。


「…あっ…あっ…」


武史の手が胸のふくらみを優しく揉み始めた。左手で陽子の右手を押さえつけて右手で胸全体をこね回す。


「ああ…おっきい…ヨウコのオッパイ…」


吸い付くような肌だった。全体がスポンジでできてるかのようで、一滴水分を垂らせば吸い込んでいくようで、絞れば中からいくらでも染み出してくるようだった。

陽子のほうはそれどころじゃなく、あせりながらビデオカメラを見ていた。


(…しゃしん…じゃない…び…びでお…ぜんぶ…いまからの…ぜんぶ…)


武史は思う存分プルプル揺れる胸を思う存分揉みほぐした。
敏感な乳首もこね回す。


「…あああ…あはあ…」


「…きれいだよヨウコ…おもったより乳輪ちいさいんだね…」


「…いや…あああ…あはあ…」


時折武史の手は陽子のおなかや脇を撫で回した。


「…あはあ…あふう…あああ…」


「…乳首かわいくとんがってるよ…」


武史はかがんで左乳首をパクッと咥えた。


「んあっ!…あはあ…はああ…」


陽子のからだがよじれてカメラから顔をそらした。片方に傾いて浮いていた腰がベッドに付いた。
武史は陽子の足を広げて左足にまたがり、両足ではさみこみながらうつぶせに寝そべり体を密着させた。


「あうっ…あうっ…」


武史の舌が乳首をコロコロと転がし、赤ん坊のようにチュゥチュゥと吸った。

パンツ越しに武史の屹立がももにあたるのが感じられた。武史は前後に腰を動かしてももに擦りつけながら胸をしゃぶり続けた。


「ああっ…やっ…ああっ…」


「僕、もうこんなになってるんだヨウコ…」


「あっ…あっ…」


「ゆうべ帰ってからヨウコを思ってオナニーしたんだ…それでも足りない…ヨウコを思うとぜんぜん治まんないんだ…」


武史がチュバチュバと音を立てて乳首をねぶった。


「んあっ…んああっ…あっ…あっ…」


「ヨウコもだろ…」


武史は弄ぶ手を胸から離し、陽子の自由な左足に下げ外側に開いてひざを立ててやった。
そしてそのままその手は陽子の股間へ伸びていった。


「ヨウコもゆうべの事が忘れられなくて一日中濡らしてたんだろ…」


「あはあ…はああ…んあっ…」


武史の手が陽子の秘部に触れた。ももの周辺、秘部の唇をさわさわとやさしく揉み解す。


「ああっ…あふんっ…はああっ…」


「こんなにグチョグチョに濡らして…いくらでも欲しいんだろ…僕もだよ…ヨウコのためだったらなんでもしてあげる…」


「…あ…あはあっ…」


武史は陽子の右手を離した。しかしその手はダランとベッドに投げ出されたままになった。武史は体を起こすとひざ立ちになって陽子の胸の上にまたがった。


「ヨウコ…ほら…」


「い…いやあ…」


目の前にところどころシミのついたパンツがあった。テントの頂上がこちら側にちょっと上を向き、その頂上には大きなシミが広がっていた。


「ほら…僕ももうこんなに…」


武史の後ろ側の左手が陽子の股間をまさぐっている。もう片方の手で武史がテントの頂上のボタンをはずした。テントの布はずり下がり支柱のポールが剥き出しにあらわになっていった。


「ああっ…いやあ…」


「見てごらんヨウコ…男も濡れるんだよ…」


陽子は何回も逸らそうとしたが、突きつけられた凶器に目が引き寄せられていった。
すこし上を向いた武史のペニスの先は、鈴のような亀頭が皮がむけて剥き出しになって尿道口から出た粘液で上部が濡れていた。


「ああ…あああ…」


陽子の胸から武史が足を降ろした。陽子の脇で武史はパンツを脱ぎ捨てた。手枷足枷以外二人は一糸まとわぬ全裸になった。その間陽子の目は武史のペニスに釘付けになっていた。その固定した視線を武史は見逃していなかった。

ペニスがまた近づいてきた。武史が左足を陽子の自由な右手に巻きつけひざの裏に隠してそのひざが陽子の顔横に置かれた。
そして武史の右足が自転車をこぐときのように持ち上がり陽子の顔をまたいだ。右足は吊るされた左手の下にくぐされた。武史の裸の下半身が陽子の鎖骨のすぐ上に乗っている。


「い、い…いやっ」


顔の10CMと離れないところにピンクの亀頭があった。根元から回りが剛毛に覆われ、ちぢれた毛がひざのスネ毛につながって、発するほのかな異臭が鼻を包んだ。


「やっ…やっ…」


陽子は右手を前に持ってきて武史のおなかを抑えペニスを遠ざけようとした。
しかし武史はその手を取ると左手と同じように壁から伸びたリングにかちゃりとフックを固定した。陽子は万歳をさせられる格好になった。


「あああっ!…」





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