第128章


異常だ。これほど異常な状況があるだろうか。男は欲望のままに、動けない自分の身体を弄ぼうとしている。しかもその欲望の矛先はSEXのためにある性器ではなく、おぞましいことに排泄器官に向けられているのだ。普通のこと…ではない。


「…そう…ここだよ…」


見透かしたように尻たぶに触れる感触があった。画面が状況を示していた。その部分は男の頭に隠れて見えない。しかし両手で尻を割り開いて顔を近づけて覗き込んでいる。


「…いっ…いやっいやっ…」


触れられんばかりの距離に顔が近づいているのが気配でもわかった。呼吸によるわずかな空気の流れを近くに感じる。"その一点"に集中している視線が身体を突き刺していた。


「…みないで…みない…で…」


過去に排泄姿を既に見られたといっても恥ずかしさが薄れるわけがなかった。あらためてその器官をまじまじと眺められる。しかもさっきから紙で拭いてもいない。人間としてもっとも恥ずべき箇所を汚れたままの状態で高々とさらけ出せとばかりに拘束され観察される。嫌悪感と限りない羞恥心がないまぜになりながらも四肢は固定されて動かない。


「…うふっ…ひくひくしてる…いそぎんちゃくみたい…」


「…いっ…いやっ…」


言葉と共にその部分の空気が揺れる。しかし腰は手で押さえられているのでどこも動かせない。動かせる場所は"そこ"しかないのだ。恥ずかしさにうろたえるようにひとりでにすぼまってしまう。願いに反してそれが逆に相手を楽しませていることが陽子の被虐心をかきむしった。


「…みないで…みないで…」


「…ここまで明るいと…ほら、ほくろもはっきりと見えるよ…あ、陽子は見たことないんだよね…そう…右のところにシワシワのピンクにちょんって可愛いのがあるんだ…」


「…いやあぁ…」


「…あ、またつぼまった…ココんところね…」


ちょんっと男の指が触れた。


「…あんっ…やっ…やっ…」


…すり…く…ちゅ…くちゅ…


「ココね…ココ…」


「…やん…やああ…」


入り口の皺のところだけを指先で揉まれる。ローションなのか便なのかわからない潤滑油が音を立てた。
男は一句一句噛み締めるように言葉を陽子に侵みわたらせる。


「…排泄が快感になるように調教してあげる…これからはウンチするたびにオマンコを濡らす淫乱女になるんだ…」


「…いやああ…ならないったらぁ…」


「…オマンコからマン汁垂らしながら言うせりふじゃないね…」


「…だめえぇ…ちがうぅ…」


「…そんなこと言っても全部見えてるからね…陽子にも見えるだろ…」


確かにそうだった。男の頭が退いたせいでテレビの中にはピンクの花弁が丸見えに映っている。しずくを垂らすほどではないが確かに乾いてはいなかった。

そして男が肛門から指を離すと画面の中は陽子の、尻を突き出した下半身だけになった。そしてヌッとその画面の前にそれは現れた。男の手が持っているのはオレンジ色のゴム管だった。50CMほどの長さで両端に黒い色をしたものが小さくついている。真ん中あたりに膨らみがあった。


「…いや…なに…?…」


「…今日使う浣腸器はこの前使ったガラス製じゃない…これはエネマシリンジっていうんだ…」


「…!!!…」


浣腸に使うものだったのだ。
既に排泄を終えているので陽子はソコを指で弄ばれるぐらいだと思っていた。
用を足した自分に男はさらに浣腸を施そうとしている。しかもトイレでもバスルームでもない部屋の真ん中で強制的に浣腸しようとしていることにやっと気づいた。


(…あ…あっ…)





目次へ     続く

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