第50章


アヌスとの熱いディープキスを終えて武史は陽子を裏返して仰向けにさせた。
股を開きひざをM字型に立てさせた。陽子はすこしの抵抗も見せなかった。

武史は覆い被さるように鎖骨の部分を唇と舌で責め回した。陽子の両手は武史の肩にかけられていたが、押し返そうとするのは頭の中だけで、力が入らなかった。それどころか肩を掴んでさえいた。


「…ふううっ…うううん…」


武史のつむじが目の前で右往左往する。武史は喉にさえも食らいついていた。肉食動物に捕食されているようだった。
武史は陽子の片腕を取り、根元から丁寧に舐めしゃぶっていった。二の腕、ひじの内側、手のひら、指の一本一本、指の間付け根まで、まるで掃除するようにしゃぶっていく。


「…ああ…うんん…ううん…」


身体がゾクゾクした。陽子は全身をしゃぶり尽くされていく。武史の舌、唇、口内を身体全部で感じさせられた。武史は腋の下も責め立てる。匂いと味をネットリと堪能した。くすぐったさがさらに甘美な刺激となって陽子の炎に油を注ぐ。


「…ふううんん…あっ…あはっ…がっ…はああっ…」


「…ヨウコの皮を舐め溶かしてあげる…」


「…はあっ…ああっ…ふううんん…」


「…ドロドロに溶けて…淫乱奴隷だけの剥き出しのヨウコになるんだ…」


「…ああっ…ああっ…」


武史はもう片方の腕に取りかかるともう一方の手をペニスに引き寄せた。


「…にぎって…ヨウコ…」


「…ああん…ああぅ…」


「…チンポ好きの…チンポ奴隷のヨウコ…にぎって…」


陽子の指をしゃぶりながら武史が言った。
当初の目的が重なって押し進めてはいたが、わけがわからなくなっていた。陽子はペニスをやさしく握り締めた。


(…熱い…かた…い…チン…ポ…チン…ポ…)


武史は陽子の片足を上げ、腿にむしゃぶりついた。


「…あああっ…」


花芯のそばで快感がはじける。しかし肝心のところには指も舌も触れてこなかった。手と同じように武史の口はそれこそ足全体をしゃぶり続ける。その付け根一点を残したまま。陽子は武史の言葉どおり身体がドロドロに溶けていくのを感じていた。普段の自分ではない自分が中から出てきそうな感覚に襲われていた。

武史が足の親指を含んだときには陽子の手はペニスを揉むように愛撫し始めていた。


…うむっ…ちゃぶっ…れるっ…


「…うぐぅ…ぐ…あぅぅ…」


武史の温かいヌルヌルした口内に出入りしながら足の指に舌が巻きついてくる。舌は指の間を丁寧に蠢き、舐め味わっている。陽子の手が知らずに、いっそう感じるときを愛撫する動きでペニスに合図を送っていた。

武史はペニスを握らせながらその足を脇に抱えて股を開き、もう片方の足を高く掲げ、腿の付け根から取り掛かっていった。

かがんだ武史の頭が股間のところにあった。矛先を変えればすぐにも花芯を目の前にできた。陽子の陰毛に武史の髪が触れていた。おねだりをするように陽子の指が蠢いた。


「…あう…あう…んんん…」


自分が何をしているのか理解できない。どういう状況でここにいるのかも忘れていた。身体がバラバラになっていくようだった。意識の中心が脳髄ではなく、液を垂れ流し続ける奥の子宮に移っていた。ソコだけが息づき、ほかの肢体は武史のネットリとした舌に舐め溶かされ、とろけ終わろうとしていた。

足を舐めしゃぶる舌が股間から遠ざかっていく。しばらく触れられもしてない花弁はまたもおあづけをくらう。


「…うっ…あっ…」


自分から求める言葉への抵抗意識はまだ残っていた。しかしそれはただ単にいままで自分から発したことがないだけのことだった。もはや鍵はこじ開けられていた。


(…そ…そっちじゃなくて…もど…って…)


どうしていいかわからぬ手のひらが亀頭の回りを這いまわっている。




目次へ     続く

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