第46章

武史はなるべくビデオカメラを邪魔しないようにしゃがんだ。目の前に大きく開いた丸見えの股間がある。薬品瓶のふたを開け、すでに水が入ってる洗面器にドボドボとグリセリンを注いだ。


「…グリセリンはね…水で薄めて使うんだ…」


「…あ…あ…」


「…ヨウコは初めてみたいだからうすめに作ってあげるね…」


「…お…おねが…い…」


「…このぐらいかな…」


「…やめ…て…こんな…こと…」


「…んー、もうちょっとかな…」


「…や…めて…なんでもするから…」


「…よし、と…」


「…それだけは…かんべん…して…」


「先にクリームを塗って…」


「…お…ねが…い…ゆるして…」


武史は浣腸器を取ると液を吸い込んだ。スウゥと音がした。顔を上げ陽子の目を見つめた。


「…すっきりするよ…ヨウコ…」


「…やああ…やああああ…」


陽子は力の限り暴れた。椅子がガクガクと揺れた。


「動かないでヨウコ…ガラスが割れてけがするよ…」


「ひっ!…」


椅子が動きを止めると冷たいものが肛門の中心に触れた。開いた股の間で武史が突き立てている浣腸器が見えた。


「ひっ…ひっ…」


ズヌヌッと先が中に入ってきた。硬いものを感じたことのない陽子の肛門がキュッキュッとちぎろうとする。


…クニッ…クニッ…


ゆっくりと嘴管が入り口を揉み解す。冷たい器具が肛門をもてあそぶ。


「…ひっ…ひひっ…」


…ピッ…ピュッ…ピュゥッ…


「…あっ!…あああっ!…」


中に冷たい液体が断続的に流れ込んでくる。冷たさはしだいに陽子の直腸に広がっていった。


「…ふああっ…ああああ…やめ…て…」


冷たい液体がじわりじわりと陽子の直腸を犯していく。肛門が哺乳瓶を吸う赤ん坊のようにパクパクしていた。


「…おね…がい…く…くああ…ああ…」


外界からの侵入者が中から確実に下腹部を圧迫していく。


「…う…くく…」


注入が終わったらしく浣腸器が抜かれた。肛門がきゅっと引き締まった。


「…はああ…ああああ…」


「…100CC入ったよヨウコ…初めてだからもう一回だけで済まそうね…今度はきつくないように半分は空気にしてあげるね…」


…スウゥゥ…ジュジュッ…スーージュポッ…


武史はまた洗面器からグリセリン液を吸い込んだ。


「…も…もう…だめよ…やめて…いっぱい…」


「…やみつきになるよ…ヨウコ…」


「…う…うあ…うああ…」


また嘴管が入ってきた。閉じた肛門をこじ開けるようにねじ込んでくる。


「…ゆっくり入れてあげるからね…痛くないだろ…」


「…ああ…や…めて…あああ…ああああ…」


グリセリン液が大腸へも侵入してくる。冷たさがある地点から堰を切ったようにおなかへ広がっていくのが陽子にもわかった。たとえ浣腸液でなくても、ただの何の効果もあらわさない水であったとしても、中がいっぱいに張っていくのがわかった。それでもむりやり浣腸液は奥へ奥へと押し入ってくる。全身を悪寒が走っていた。


「…だめ…だめ…やめて…もう…もう…」


「…もうちょっとだよ…」


かまわずに冷たい液が陽子を犯し続ける。ゴボッゴボッという感触も感じた。空気も一緒に入れられている。


「…や…やあ…もう…もう入れないで…だめ…いれないで…だめ…」


「…よし…終わったよ…」


浣腸器が抜かれた。武史は洗面器ごと脇にどかし、陽子を見上げた。


「…よく我慢したね…グリセリンは150CC入ったけど…イチジク3個分だよ…」


武史は陽子のおなかをやさしくさすった。しかし暖かい手でさすられた陽子の冷えたおなかが変化を告げた。いっぱいに中が張っている上にゴロゴロと音がし始め、便意が陽子を襲った。


「…も…もういいでしょ…ほどいて…」


「…なんで?…」


「ううっ!…うっ……」


陽子の身体が力んだ。寄せてくる便意をなんとか押しとどめた。


「…が…我慢できないのよっ…ほどいてっ…」


「…ほどいてどうするの?…どこに行くの?…」


「…と…トイレにいかせてっ…」


「…ああ…そうだよね…」


武史はビデオカメラを取り、陽子のおなかの上に置いた。


「…うううっ…」


カメラの重みが便意を増幅させる。武史が陽子の後ろへ回った。


「…ほどいてっほどいてっ…」


しかし武史の手はロープにも枷にも伸びなかった。ふわっと身体が浮き上がった。椅子ごと陽子を持ち上げていた。そのまま前へ進み、洗面所に直進していく。寸前扉の前で解いてトイレに駆け込む陽子を見て楽しむつもりなのかと思った。


「…おろしてっ…ほどいてはやくっ…えっ?…なに…えっ?…」


右へ曲がればトイレがある。陽子の身体はいったん右に向いたが、しかしなぜかそのまま後退して行った。トイレのドアが遠ざかる。武史がドアを背中で押し開け、くくりつけられた椅子と共に陽子はバスルームへと入っていった。


「…なにっなにっ!…ちょっ…トイレはあっち…あっちよ…」





便意は陽子を小刻みに襲い続けていた。しかしトイレのドアは開くことなく陽子から遠ざかっていき、閉じるバスルームのドアで見えなくなった。





目次へ     続く

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