第13章

武史はひざをくぐり抜け、陽子のすぐ横に座った。

「ずっとイカされないままで大変だね、ヨウコ。」

武史はお腹の水溜りを少し指で掬って舐めながら言った。

「楽にしてあげようね…」

武史はシャツの上から陽子の乳首両方をそっと摘んだ。


「ああっ…」


武史の思ったとおり乳首は限界まで大きく膨らんでいた。武史はコロコロとそのツマミを回した。


「ンンンンーーー……フンンンンーーーーー」


「イカせてもらいたいんだろ?ヨウコ?」


陽子は泣きそうな顔で首を横に振った。

「ンンンンーーーフッフッンンーーー」


武史はシャツをさらにずらし、陽子の胸を全部さらけ出した。乳首がつっかえて通過するときにDカップの胸は大きくブルンと揺れた。


「クゥゥッ…」


うっとりした様子で武史はその大きな胸を全体にこねくり回し、今度はまたじかに指で乳首だけを弄び続けた。さっきよりも速度が速かった。


「あううっ…あうっ…フッ…アウーーーン…」


急速ではないがゲージは上がっていた。そのままレッドゾーンへ突き抜けたい思いが陽子の身体をじわじわと覆い尽くそうとしていた。今度こそはと。
武史の左手は乳首から離れ、陽子のお腹をやさしく撫で回しながらぬめりを手全体にまぶしつけていた。


「アウーーン…アウーン…アウゥーーンン…」


左手を陽子の目の前にかざし、武史は言った。それはかすかな明かりでヌメヌメと光り、指間を動かせば何本もの糸を引いていた。

「イキたいんだろ?…」

「…」

(わたしの…えき…愛液…みつ…マン…じる…)


左手はまたお腹へ、そして昇っていった。内ももをしばらく撫で回すと、その手は形を変えた。手は外国映画でよく見る"ファックユー"、こぶしから中指だけが突き出ていた。そしてそれはさかさまに中指先は陽子の中心部にわずかに浮いていた。


「イキたいんだろ?…"入れて"って言えばイカせてあげる…」

「…クゥゥ…」


乳首への愛撫が速度を増した。


「アアア…」


「イキたいんだろ?…」


(…だめ…ようこ…こんな…だめ…)


「…クゥゥ…」


(…だめ…だめ…だめ…だ…め…)


「アアアッ…クゥゥ…クゥゥンン…」


陽子の首がかすかに縦に震えた…


(…言っちゃ…だ…め…よ…こ…いっ…ちゃ…だ…)




「い…い…いれ…れ…いれ…いれ…てえ………」


武の顔がヌッと近づいてきた。唇が押し付けられた。


「ウムンンーーーーー!」


目を見開くと武史も目を開けたまま、こちらを凝視していた。目が合って離せない。
陽子が口を閉じていると武史はそのまま乳首を摘み上げた。


「アハッ…ハッ…」


陽子の唇が開いた。すかさず武史の舌が滑り込んできた。タバコ特有のキツイ味が陽子の口内になだれ込んできた。


「ングッ…グゥゥゥ…」


ナメクジのような武史の舌が陽子の口内を蠢く。歯茎、歯の裏側までも舐め回し、陽子の舌を捕らえると唇にはさんで吸い取った。
陽子はしょっぱい味を感じ取った。


(わたしの…アレだ!…口移しで…自分の…飲まされてる!)


目の前には以前陽子を見ている目があった。

(わかったようだな…)

とその目が笑ってるように見えた。頬には剃り残しの不精ひげが見えた。


(こんな男と…こんな男と!!!)

陽子は思った。
そのとき、指が触れた。武史の左中指が陽子の中心部に触れた。


「あっ…」


ロープが一瞬車を揺らした。指はゆっくりと進んでくる。武史は直接クリトリスに触れないように注意しながらそのまま指を突き立てた。


ズニュッ


(…はいって…くるぅ…)


ズニュッ…


(…は…はいっ…固い…)


すると陽子の腰が一定のリズムで蠢き始めた。いや、腰ではないことがすぐ陽子にはわかった。
…アソコ…だった。自ら指を中へ引きずり込もうとしていた。


…アムッ…アムッ…


(いやあ!!!そんなっ…)


指が中へ進むたび、感触はどんどん確かになっていった。エサを求めて水面から顔を出してる鯉の口だった。しかもそれはまとわりついて中へ中へと頬張りながら飲み込んでいっていた。リズムは繰り返す。


アムッズニュッ…


ハムッズニュルッ…


(ああっ…ああっ…あああっ…)


もはや身体が制御できない別の生き物だった。ひとりでに陽子の舌が武史にまとわりついた。リズムと共に陽子の呼吸が武史の口内へ流れ込んでいく。唇が動き、武史の舌を強く中へ導いた。二本の舌が激しく絡み合い踊っていた。


「…フグッ…ハグッ…ンバッ…アグッ…」


しかし武史の舌はそのうち引っ込んで行き、唇を合わせたまま口が閉じられた。陽子は口を閉じることができなかった。舌が武史の閉じた唇を激しく舐め回し、再び出てくる舌をいとおしく待ち構えていた。武史の口はなぜかもごもごと蠢いていたが陽子にはわからなかった。


「アグッ…アグッ…フンッ…モゴッ」


陽子の頭が武史を求め浮き始めた。陽子から武史に吸い付く格好だった。中指は最後まで埋め込まれていた。動いてくれない指全体に粘膜のほうから逆に蠢きまとわりつきどんどん汁を湧き上げていた。







(そろそろか…)


そして…
武史は陽子の乳首をつねるように引っ張り上げた。離してはまたコリコリと転がしながらつねりあげた。指を内側に折り曲げ少しザラッとした箇所を探り当てた。Gスポットと呼ばれる場所をトントンと軽くたたき始めた。


「ンッ!ンンンンー!…ガッ!…アガッ!フッ…フゥゥゥゥンーーー…」


陽子は断末魔のような叫び声を上げた。頭が下に落ちた。陽子の口を追って武史は押し付けるようにまた唇を重ねた。そして武史は唇を開いた。
いっぱいの武史の唾液が陽子の口内に流れ込んできた。さらに武史は口をいっぱいに開き、陽子の口から漏れ出さないようにふたをした。
いきなり陽子の頭に嫌悪感が襲った。信じられないことが突然起こった。口の中にこの男のツバがなみなみと注がれた。なぜ?


(き、きたない!きたない!きた…)

「ガッ…ゴボッ…フッ…ウッ」


そう思ったのはほんの一瞬だった。愛撫は続けられていた。乳首から何か飛び出していきそうだった。オマンコは今度は武史の指のリズムにあわせて蠢き、愛液の奔流が出口からドッドッと放出されていた。

武史の中指の動きが激しくなった。陽子の背中が浮いた。絶頂だった。
オマンコが長く指を吸いこみながら締め付け続け、一瞬離してはまた締め続けるのを武史は感じ取った。


「ン…ウンンッ…ゴクッ…ンンンンッ…ゴ…クッ…」





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