第119章


「いやぁっ!…」


画面には陽子の全体像が映し出されていた。見上げてはいるがズームアウトしているのか頭から足まで全部が映っている。
ロープが這う胸には怪しげな道具が貼り付けられ、コードが伸びて両肩にそのコントローラーが固定されている。股間にはパンツがあることにはあるが、下にだらんと垂れ、陰毛が剥き出しの状態だった。この内股を崩すと落ちた布が陽子の全裸をさらけ出すことになるのを理解した。


(…う…うごけないっ…)


…じゅるっ…


「…あっ…」


…ぷすーーーーっ…


「…あっやっ…ごめんなさいっ…」


「さっきからはしたないなあ…ひとまえでオナラなんて…」


「…あのっあのっ…」


「まさかオナラしながら感じてるんじゃないだろうね…それこそ変態だよ…」


気づいてた。気づいてないなんてことはなかったのだ。下腹が張っている。またいつ波が襲ってくるとも限らない。拘束を解いてもらう時間を考えるともう限界が迫っていた。
パンツが重くなっているように感じる。足が震えはじめ、支えきれなくなってきているのがわかった。


「…もうっ…おね…がいっ…」


男が服を脱ぎ始めた。片っ端から服を放り出してたちまちのうちにパンツだけになった。


「…だめっ…そのまえに…おトイ…ああっ!…」


男がテーブルの壇上に上がる。手が肩に伸びてスイッチが入れられた。弱い振動ではあるが固くとがった乳首に強い刺激が伝わった。


「…あっだめっ…やっやっ…」


プルプルと先っちょに、こそばゆいのをちょうどすぎたぎりぎりの甘い痺れが襲ってくる。


「…や…やっ…」


しだいにじわっと股間からしみだした液が布に吸い込まれていくのを感じた。膝のガクガクした揺れがひどくなっていった。


…ぶぶ…ぶぶ…


「…やああ…おトイレぇ…ああっ!…」


…ぼとっ…


緩んだ膝がパンツを一気に落下させた。小さな布なのだから軽く舞い降りるはずなのだ。しかしその下着は確かに重みを持って足元にまっすぐ落下した。


「…やああっ…みないでぇ…やあっ…」


ソコが濡れだしていることは自分でもわかっていた。しかし足を閉じようとしてもがくがくと震えて完全には閉じなくなってしまっている。


…ぶぶ…ぶぶぶ…


「…ああ…ああ…」


両乳首に否応なく快感が襲ってくる。それはお臍のところで合流しそのさらに下へ喜びを伝えていった。下から覗き込まれていると思うと、ひとりでに中から勝手に溢れ出してくるものがあった。


「そんなに我慢できなかったの?…自分から股広げて濡れてるオマンコみせつけるなんて…」


「…ちっ…ちがうっ…ちがうぅ…」


「…ちがうもんか…見えるだろ…どんな格好してるか…」


男はまたテーブルから降りてテレビを陽子に見せた。


「…い…いやあっ…」


テレビの画面に映っていたのは、まごうことなきいまの自分の姿だった。半端な中腰でおでこに両こぶしを合わせた陽子が、いまにも内股からがに股に足を広げようとしているところだった。


「…やっ…やめてっ!…もうやめてっ…」


「…こんな自分を見ると、もっと見られたくなっちゃう?…もちろんこの画面のまんま、録画してあるからね…」


男は落ちたパンツを手に取った。匂いを嗅ぎながらしげしげと観察している。


「…すぅぅ…すぅぅ…もうこんなに濡らしてたんだね…それにすっごいいやらしい匂いがする…」


「…あぅぅ…かが…ないでぇ…」


「…それになんか…くさい…ああ…お尻のトコ…黄色くなってる…」


「やあああっ!!…そんな…そんなっ!…」


「…でも…いい匂いだ…陽子のにおい…」


男はベッドの上からまた新たなローターを取り出した。そしてテーブルに上がらずに陽子に近づき、テープを切り離す。


…ぺ…たっ…


「…だめぇっ!…そこはだめぇっ!…」


震えに気づかいながら男がローターをくくりつけた箇所はクリトリスだった。男はこれも胸と同じように触れるか触れないかのところに上手に固定した。コントローラーは腿の外側にテープでくくりつけられた。


「…そんな…ところに…つけられたら…」


「…どうなるかわからない?…すぐにイッちゃうほど敏感な身体になっちゃってる?…」


「…だって…だってぇ…」


(…もれ…それ動かされたら…もれ…る…)


身体がいうことをきかない。便意もあいまって身体が下へまたさがっていった。


「…おっそうだ…こっちもあるんだ…」


男は小さなリモコンを手にするとスイッチを入れた。とたんにテレビの画面が縦に二つに割れた。右側にいままでの前方からの陽子の姿が映っている。左側は暗い肌色がほとんどを占めているが中心の奥が逆光のためか翳っている。


「…こんなこともできるんだよ…」


(…え?…なに?…半分?…)


「…ちと暗いね…」


男は陽子がいつも使っている読書灯を手に取ると後ろに回りスイッチを入れた。
それで画面中の全貌が明らかになった。


…ぱっ…


「…え?…ちょっ!…ちょっと!…なによこれ!…やめてっ!…」


ビデオカメラは二つあったのだ。そのもうひとつは陽子の後方に配置されていたのだ。しかもそれは天井を見上げていた。画面遠くに映っていたのは陽子のお尻だったのである。





目次へ     続く

動画 アダルト動画 ライブチャット